お口のリハビリは、口角を上げて

年齢とともに、お口のトラブルに悩むといった人々を周囲にみかける事が多くなるのではないでしょうか。「口臭」「口内の乾燥」「入れ歯が合わない」「歯がグラつく」など、お口のトラブルを解消するべく、歯科受診の回数が増える事もあるかとは思われますが、定期的な専門医の診察の他にも、皆さん自身が取り組むことのできるお口のリハビリなどがある事をご存知ですか?お口のトラブルは、何かしらの症状として現れたタイミングの時点では、既に、歯周病が悪化していたり、食べ物の味が分かりにくくなっていたり、誤嚥をしやすくなっていたりと、さらなるトラブルを多く抱えているようなケースもあります。日頃の歯磨きなどと並行して、お口のリハビリを行う事は、皆さんが毎日、美味しく食事をする為には欠かす事のできない、お口トラブルの予防になります。いくつかご紹介してみますので、気になったリハビリ方法を、日々の生活の中に取り入れてみて下さい。歯を磨いた後に、鏡に向かって、大きく口を開いたり閉じたりします。横に開いたり、タテに開いたり、窄めたり、皆さんが想像していた以上に、口の動きには表情がありませんか?口の動きがよくなりましたら、舌を思いっきり出してみて下さい。そうです、あっかんべーのスタイルです。幼少期に楽しんだあの動きは、実は、お口のリハビリでもあったのです。企業の新人研修などでもレクチャーされますが、「ハッピー」「クッキー」「ウィスキー」など、口角を自然と上げる効果のある、単語を鏡の前で唱えてみる事も良いリハビリにつながります。お顔全体の血流も良くなって、なんとなく表情も明るくなりませんか?高齢者にだけでなく、日頃から、オフィスでパソコンと睨めっこをしている、OLさんなども、このようなお口のリハビリによって、表情をゆるめるとストレスの軽減につながるのではないでしょうか。毎日のルーティーンの動きをする事で、気持ちが前向きになったり、ポジティブな活動につなげていける事も、良いリハビリ効果につながっていくのではないでしょうか。