歯の寿命

歯医者さんに行くことが趣味だという友人に、歯科選びについて尋ねたところ、面白い答えが返ってきました。私自身は、祖母が90歳を越えるというのに、煎餅を美味しそうに自分の歯で食べる姿をみて育ったので、老化とともに歯が抜け落ち、たいていの高齢者は、部分入れ歯、総入れ歯なるものをあつらえて口元のメンテナンスをしているなどという事実を知るまでに、人生の半分以上の時間を費やしてしまいました。はじめて、総入れ歯なるものの存在を知った時は、かなりの衝撃とショックを覚えた記憶があります。「歯」というものは、大事な自身の顔の一部であり、美味しいものを美味しく食べるに欠かすことのできない、生きる上での重要な役割を果たす身体の一部です。私自身にとっては、当たり前のように生涯を共にする存在ではありましたが、しかしそうではないと知った時に、かけがえのない存在として、できる限り生涯、共存できればと考えるようになりました。話を少し戻しますと、歯医者さんに行くことが趣味だという友人に、「歯科」選びについて尋ねた理由がそこにある訳なのです。皆さんは、どんな理由で、歯医者さんを選んでいますか?私自身は、どうにか現在残っている自分自身の歯を長生きさせたく、歯医者を選ぼうと、検討しはじめましたが、友人に相談をしたのち、実際に、選んだ歯医者さんは、地元の以前からの行きつけの歯科です。なぜなら、歯医者に行くことが趣味という友人から返ってきた答えというのが、歯を大事にしたいのならば、歯医者さんを選ぶことよりも、まずは、自身の生活習慣を見直すことが先決だとアドバイスがあったからです。自身の生活習慣がどんな風に、自身の歯に影響を与えているかを知ってから、歯医者を選んでも遅くはないと友人は言います。皆さんは、そんな友人のアドバイスをどう受け止めますか?