歯茎の骨を補う手術

歯槽膿漏であげられる処置として、抜けた後のインプラント(人口歯根)と、抜けそうな時の人工骨の埋め込み作業があります。歯槽膿漏で歯が抜けてしまうというのは、歯茎の中の骨が溶けた事によって歯が支えを失うためです。

その溶けた骨の後を、人工の骨材で埋める事が出来れば、一見すると大変光明にも思えます。ですが、「この症状にはぴったり」という患者さんに限定して、尚且つ上手に埋め込む事が大前提になると主張する専門家もいらっしゃいます。

人工骨材には、水酸化アパタイト(顆粒状のセラミックス)を使用します。人工歯根の1種として、また骨の代用品としても使用されています。手術で歯茎を開き、骨を露出させて溶けた骨の部分にアパタイトを盛ります。

上手くいくと数週間で粒の周りに本物の骨が出来始めます。半年~1年もすると、粒の塊を骨がすっかりと包み込みます。一見無害にも思えますが、異物ではある為、埋めこまずに済むならそれに越したことはありません。

ただし、根の先付近まで溶けていて、努力しても抜けてしまいそうという場合には、急ぎ骨移植でしのぐ事で乗り越えられる症例もあります。自分の骨を使用するのが困難という場合には、やむを得ずにアパタイトを用いるという優先順位になります。

アパタイトを山盛りにしてしまうと、顆粒排出によって失敗してしまいます。控えめに埋め込む・ルートプレーにングをきちんと行い、滑沢な歯根面にしておく事。このような細やかな処置により、症例を選べば8割は成功すると言います。

歯の喜び

入歯を使用している方々は、日本に生まれたというのはある意味幸せと言えるかもしれません。というのも、普通に機能する入歯であれば煮物や焼き魚といった和食は無理せず食べられるという物が多いからです。とはいえ、漬物など硬いものも勿論あるので一概には言えませんが。一般的に、入歯が大の苦手とする食材にパンの耳(焼いていない生食パン)があげられます。「パンの耳って柔らかい方なのでは?」と思われた方もいるかもしれませんが、実はというとむしろトースト等で焼いた状態の方が食べやすいのです。パンの耳は絶妙に噛みきれないのだと言います。パンの耳が食べられるようになれば、あごの状態も噛む技術も「一級品」と言ったところでしょう。人というのは、ついついマイナス面に考えが行ってしまうように思います。例えば、「入歯になって硬い物が食べられない。大好きなステーキはダメ、パンの耳もダメ、漬物も煎餅もダメ。」という風に。一方で、「和食が食べられました。」「ピーナッツがいけました!」と喜んでくださる方もいます。どうせならば後者のように、入歯によって獲得した物を嬉しく感じる方にもっていきたいものです。

意外としらない歯ブラシの名称

毎日のデンタルケアに必需品となる歯ブラシでありますが、各メーカーから販売されている歯ブラシには皆さんが思ってる以上に様々なタイプのものがあるようです。ヘッドの形や大きさまたブラシの長さやその硬さなど、皆さんの好みとともに、その日の気分によっても使い分けができるほどのバラエティに富んだラインナップとなっているようです。歯ブラシによるブラッシング法は、バス法、スクラッピング法などがありますが、歯の形は皆さん個人差によってそれぞれですので、ご自分の感触の良い磨き方を探してみていただくのが良いのではないでしょうか。バス法は、歯ブラシを歯を45°ほど傾けて歯にあて、優しく細かく動かすようなブラッシング法になります。スクラッピング法は、歯ブラシを直角に当て細かく左右に揺らすブラッシング方法です。歯ブラシの先のブラシ部分の両脇を「サイド」、先端部分を「トゥ」持ち手となる柄の部分を「ヒール」などと呼ぶそうです。「サイド」「トゥ」「ヒール」を部分的に使い分けながら、歯の側面の形状に合わせてブラッシングする方法などもプラスアルファとして加えてみてください。

歯ブラシ選びはまさに出会い

普段はドラッグストアななどで何気なくいつも選んでいる歯ブラシを手に取ってしまう皆さん、歯ブラシは棒にブラシがついていれば何でもいいというわけではないようですよ。毎日の歯磨きをほんの少し変えるだけで、虫歯予防や歯周病予防、口臭ケアなどにも大きく影響が出てくるようです。いつもきちんと磨いているつもりだけれども歯の定期検診では、必ず虫歯が見つかってしまうという方などは、もしかしたらその歯ブラシ選びに問題があるのかもしれません。歯ブラシ選びのポイントとなってくるのは、やはりそのヘッド部分の大きさやブラシの感触などになるのではないでしょうか。最近ではドラッグストアでなくてもスーパーマーケットやコンビニエンスストアさらにはネットショップなどでも歯ブラシを購入することができますので、きちんと自分に合った歯ブラシをとことん探してみるのはいかがでしょう。磨きやすさ耐久性なども重要ですが、何よりも皆さんが心地よく歯を磨けることが重要でもあります。ヘッドのブラシ部分には馬毛、豚毛、ナイロン毛、ポリエステル樹脂など様々なマテリアルが使われているようです。ブラシの密度なども様々ですが、密度の詰まったものを選んでしまうと細菌などの繁殖などがみられ、衛生面においてはあまりよろしくない傾向がみられるそうです。歯ブラシ選びは、まさにマッチングであります。皆さんが「出会い」を求めなければ奇跡の1本には巡り会えないのです。

皆さんの歯磨きは大丈夫ですか?

普段何気なく行なっている歯磨きのブラッシングについて、歯科医などの専門家たちが述べるところによりますと、力で磨くのではなくブラッシングとして毛先を操ることが正しい歯磨きとして重要なポイントとなるようです。普段使っていりう歯ブラシの毛先がすぐに開いてしまわれる方は、歯茎や歯に負担がかかる歯磨きのブラッシングを行っているのかもしれませんので要注意となります。また歯ブラシを持つ持ち手を鉛筆を持つような形で歯ブラシを握るようにすると、余計な力が歯ブラシに伝わらないなどとも言われているそうです。力が必要以上に加わるブラッシングは、皆さんの歯や歯茎を傷つけ、予期せぬ口腔トラブルを発症する可能性がありますので、何よりも歯磨きのブラッシングは、歯の隙間や表面についたプラークをブラシの動きで落とすことであるといった認識を持つことが大切です。歯の隙間や表面についているプラークを落とすためには、力任せではなく毛先を軽く動かすだけで十分なのだそうです。

寝る前の歯磨きをかならず習慣化させる

歯科に関する専門医たちの多くが、寝る前の歯磨きが何よりも大切であるなどと述べているようです。皆さんが夜間、就寝中は唾液の分泌などが低下することから、お口の中の環境が崩れやすくなると考えられているようです。その日のお食事の食べカスが歯垢となって、歯の根っこや隙間などに残っておりますと、夜間、皆さんがお休み中に口内環境が低下するとともに、お口の中に残された歯垢が、歯周病や虫歯の原因となってしまうと言われております。ですからどんなに眠くても、その日のお仕事に疲れ切っていたとしても、お休み前の正しい歯のブラッシングは皆さんの健康維持のためにも重要なデンタルケアとなってくるのです。どうしてもお仕事のご都合などで、夜、お休み前に歯磨きができないような方は、うがいやマウスウォッシュなのでお口のなかの環境を整えることをおススメいたします。口内環境を健康に維持するためには、まず、その日に召し上がった食べカスなど、口内の汚れはお休み前のその日のうちにしっかりと取り除くことが何よりも大切であるようです。お休み前の歯磨きの大切さを多くの人々が理解し、習慣化させるには、何よりもお子さまの頃からの歯磨き習慣が重要となってくるでしょう。

ステインの原因は

歯の表面に色素が沈着する現象を「ステイン」と呼び、最近では、ステインを除去するようなデンタルグッズがドラッグストアなどに数多く並んでいる光景を目にすることができます。「ステイン」は、赤ワイン、緑茶、コーヒー、チョコレートを召し上がる機会の多い方にみられる歯のくすみや黄ばみであります。毎日、歯磨きを行っていても通常のデンタルケアではステインを除去することはむずかしいようです。「ホワイトニング」関連のデンタルグッズを使用することで、歯のくすみや黄ばみを改善できるようですが、体質によってこのステインが付きやすい人とそうでない人がいらっしゃるようですので、ご自身がステインが付きやすいとお感じになられる方は、専門的な歯科受診が必要かもしれません。ドライマウスの方や歯の表面がザラザラしている人などに、ステインの減少が多くみられるそうです。最近では、通販やドラッグストアなどで簡単に民間療法的な対策グッズが手に入りますが、すべてが問題となる原因の根本的な解決に導いてくれるグッズではないようです。

虫歯とアイスクリーム

皆さんは大好きなアイスクリームを食べる時に、虫歯の原因となる糖分を食べていると考えながら召し上がっていらっしゃいますか。多くの方はこのようなデメリットを考えて召し上がっているのではなく、甘く美味しく魅惑的な食べ物であるからこそ、召し上がっていらっしゃるのでしょう。アイスクリームだけではなく食べ物はその食べカスを口内に放置することで、虫歯菌のエサとなり皆さんの健康な歯を蝕んでしまうものですが、その栄養素は皆さんの身体の健康を保つ上でも大変重要な役割を果たしています。なんだか矛盾しているのですが、皆さんの身体の健康を保つ食べ物たちは、生命維持に欠かすことのできない栄養素を蓄えているという反面、食事をするための大事な「歯」を蝕んでしまう原因となってしまうのです。食事をする際に、虫歯のことを考えながらお食事されている方は少ないと思われますが、いつまでも健康的に美味しく食事をするためには、虫歯予防としてのデンタルケアが何よりも重要となります。

逆流性食道炎のサイン

「逆流性食道炎」は、口から入った食べ物が食道を通って胃へ送られていく過程において、すべての機能が正常にうまくいかないときに起こるなどと考えられています。通常は、食道の「括約筋(かつやくきん)」と呼ばれる筋肉が胃に送られた食べ物の逆流を防いでくれるのですが、この機能がうまく働かないときに逆流を起こしてしまうようです。この逆流が起こる原因は、食道や胃の炎症や腫瘍、ストレスなど様々な要因が考えられるようです。専門医などへの受診が必要になりますが逆流性食道炎の場合、歯科でのデンタルケアも必要となるケースがあるようです。逆流する胃酸が口内までたどりつく場合、胃酸の成分が歯を溶かしてしまうこともありますのでご自身で自覚症状を感じたら早めの受診を心掛けましょう。また、逆流したものが気管に入り込んでしまうと肺炎を起こしてしまう可能性もあるようです。本来は胃にあるはずの胃酸が、口内までたどりつくことで口内が炎症を起こすこともあるようですので口内に炎症をみつけたり、食欲が落ちたりすることも身体からの不調のサインであるかもしれません。

維持装置の色々

部分入歯は、残った自分の歯につかまれるように設計されています。バネでつかまると、つかまられた方の歯にはそのための力が余分に加わることになります。自分の歯が健全ならまだ良いでしょう。しかし、入歯を使うような人は、多くのケースで歯槽膿漏の為、歯茎の骨は溶け、歯根はかなり露出し、埋まっている根は短くなっている状態という事も多いのです。つかまられると、グラグラしはじめ、程なくして抜けてしまうという事も多いようです。この弊害(為害作用)を少なくする工夫が色々と行われているのです。大進歩の多くは、この維持装置の部分なのです。例えば、アタッチメントと呼ばれる技法があげられます。その一例をお話ししたいと思います。まず、かなり丈夫な自分の歯を根だけにしてしまいます。そしてその頭にボッチを作ります。入歯の維持装置は雌型に作ります。この両者をスナップのようにパチンとはめて使うのです。このアタッチメントなら、バネよりもグラグラが起きにくくなります。アタッチメントだけで400種ほど発表されており、バリエーションも豊富です。また、コーヌス冠というものも多く用いられています。これは、金冠を二重にかぶせる形にします。上(外側)の冠に部分入歯がくっつく仕組みです。つまり、自分の歯に冠をかぶせておき、その冠に入歯を接着したもう1つの冠をかぶせて使うという物です。この冠同士のはめ込みは、普通根元を多<と太く作っておきます。これを横から見ると、台形をしています。その為、少しのゆがみが生じても、入歯にガタが来ないという仕組みなのです。問題なのは、これらがすべて健康保険の適用外だということでしょう。